「自分のお店を出したい」と思ったら、どんな準備が必要になるのでしょう。
用意するモノ、考えなくてはいけないこと、事前準備は沢山ありますが、その中でも必須の項目について触れていきます。
今回は店舗開業に必要な3つの準備についてご紹介します。
開業資金
多くの方が真っ先に必要性を感じ、不安に感じる項目だと思います。
お店を出すためにはやはり、まず開業資金が必要となります。
一体どれくらい必要になるのか???
業種や立地によっても大きく変動しますので一概には言えませんが、例えば飲食店を開業するために必要な開業資金は、店舗面積1坪(約3.31㎡)あたり100万円程度必要だといわれています。
10坪のお店でしたら1,000万円、20坪のお店でしたら2,000万円の開業資金が必要と考えられます。
もちろん、状況にもよりますのでもっと高額になることもありますし、低予算でおさまる場合もあります。
この開業資金のうち、最低でも1/3は自己資金として用意しておく必要があります。
開業資金を用意するために様々な融資制度がありますが、自己資金の3倍まで借りられるケースが多いため、総額の1/3以上を目安に準備をしておきましょう。
情報
自分の頭の中だけで考えた事業は上手くいきません。
世の中のニーズや動き、環境をしっかり把握したうえで、自分にはどんな事業を展開していくことができるのか?考えていくことが必要となります。
本を読んだり、インターネットで情報収集をしたり、また参考になりそうなお店に直接行ってみる、詳しい人に直接聞いてみるなど、様々な角度から情報を集めていきましょう。
これは開業前に限らず、事業経営をしていく上で常に必要なことです。
社会・実務経験
社会経験、そして現場での経験がないまま店舗開業することはとても危険なことです。
全く同じ業種や業界でなくても、仕事での経験は役立ってきますので、独立する前に社会人としての経験をまず積んでおきましょう。
サラリーマン時代の営業経験を活かして上手に店舗経営をされている方もいます。アルバイトと正社員では、業務上任される仕事の範囲や責任も違いますので、できれば正社員として経験を積んでおくことが望ましいです。
正社員として働いておくとマネジメントも部分も任される範囲が広いため、自分が人を雇った時に社会人時代の経験が大いに活きてきます。
正社員としての社会経験がある方でも、店舗と関係ない業種・職種だった…という方もいらっしゃるでしょう。
飲食店の開業を予定しているのであれば、アルバイトでも良いので一度は飲食店を経験しておくことをお勧めします。
実際の現場でどのような業務があるのか、その仕事にどれくらいの人員、時間をかけるのか…。
目的がはっきりした状態で経験しておくと、勉強になることが多く、参考になるはずです。
いかがでしたか?今回は店舗開業に必要な3つの準備についてご紹介しました。
「開業資金」「情報」「経験」これらは外せないものです。足りていないと感じたら、意識して準備を進めていきましょう。
ぜひ参考にしてみてください。