アイデアや企画を練る時に、頭の中だけで考えていませんか?
ぜひ紙に描きながら、手を動かしながら考えてみてください。より具体的に、そしてワクワクする企画にするために、おすすめの方法があります。
今回は美術、建築業界ではおなじみの用語、「エスキス」についてご紹介します。

 

エスキスとは?

エスキス【esquisse】

  下絵。スケッチ。見取り図。

出典|三省堂

エスキースとも言うのですが、元はフランス語です。
エスキスは美術用語であり、簡単に言うと絵画などを描く際のラフスケッチのことです。
また、建築の図面を描く前の段階のラフスケッチもエスキスと言います。
今回は建築の場合を元に、エスキスについてご紹介していきます。

 

試行錯誤するためのエスキス

エスキスのやり方は特に決まっていません。
スケッチブックやクロッキー帳、また方眼紙を使うこともあります。またアイデアが沸いているときには何かの裏紙でも良いです。自由に図を描いたりして構想を練っていきます。
コンセプト等も思いついたらキーワードでメモしていくなど、自由に書き込んでいきます。
ポイントは、頭の中に思い浮かんだものを躊躇なく描き出してみることです。まず描き出してみて、そこからどう組み合わせ、どう実現可能な形にするのか、紙の上で試行錯誤を重ねていきます。

 

方向性を決めるためのエスキス

エスキス段階では、定規をあてずにフリーハンドで描き込んでいくことが多いです。
きちっと決めずに自由に線をひいたり、レイアウトや間取りのボリュームを決めていきます。
沢山の線でだんだん紙が黒くなってくるでしょう。
建物であればどんな設計にするのか、導線、間取り、面積、どんな使い方をするのか?どんな人が利用する場所になるのか?様々な要素を踏まえて決めていきます。

このエスキス段階をしっかりと踏むことで、方向性が定まり、その後の図面作成や設計がスムーズに進んでいくのです。

 

いかがでしたか?
今回は「エスキス」についてご紹介しました。
ビジネスにおけるアイデア出しや企画でも、ぜひ紙に描き出しながら考えてみてください。手を動かし描き出してみることで、理想の完成イメージが明確になってきます。
ぜひ参考にしてみてください。