イケア・ジャパンが家具などの76商品の値下げを実施しました。
全商品の内9%を平均22%値下げする方針で、今回はその一環として実施されました。
今回の値下げは、売上伸び悩みへの対策です。イケア・ジャパンは2017年8月期の売上高は749億円。前期に比べ3%減っており、業績は伸び悩んでいます。
2009年以来となる大幅な値下げについては、ニトリホールディングスが拡大を続ける中、値下げを実施することで顧客の購買意欲を高める狙いです。「大量生産や梱包材の削減といった物流の効率化による利益還元」から、値下げに充てているとのこと。
価格の見直しとともに、店舗の整理も進めています。2017年10月に愛知県の「イケア長久手」を開業しましたが、熊本市内の「イケア・タッチポイント熊本」は、2018年7月末で閉店することが決まっています。
今後イケア・ジャパンは都市部の出店などを通じて販売チャネルの多様化を図ります。
[参考記事:2018/04/13 日本経済新聞]
昨日お伝えしたニトリホールディングス(「ニトリがコーディネート商品を充実」)は、「お得感」から「価値向上」に向けた戦略をとりましたが、それに対しイケアは値下げによりお客様の取り込みを狙いました。
今回の値下げについては、梱包の工夫や物流経費を削減しその還元での値下げということですが、今後、一度価格を下げたものを元に戻したり上げるのは大変困難なことです。元々お得なイメージのイケア。今回の値下げ戦略は吉と出るのか凶と出るのか…
イケアの商品、コーディネート、店舗の雰囲気、私は大好きなので、どうか返り咲いてほしいです。ミートボール食べにイケアに行こうかな~♪