アサヒビールはカルビーと商品の共同提案を始めました。

アサヒは4月に「グランマイルド」を発売し、夕食後に自宅で映画を観ながら、高級ポテトチップスとグランマイルドを楽しむという新たな飲み方を提案します。映画という娯楽と結びつけた新しい提案となります。
また、グランマイルドとカルビーのポテトチップスの対象商品に貼られているマークを集めて応募すると、商品が当たるキャンペーンにもなっています。期間は6月下旬までとなっています。

アサヒビールのビール系飲料で、メーカー間で他ブランドと共同販促を行うのは初めての試みです。
両社の商品を販売する店頭では、酒類と菓子の売場それぞれで共通の販促資材を使用し、まとめ買いを狙う方針です。種類の異なる商品を組み合わせて販売するクロスマーチャンダイジングとして、スーパーや量販店を中心に約3,000店で展開していきます。

4月の国税庁による定義変更により、今後はビールにも果実やスパイスなどを使用できることになりました。
グランマイルドにはレモングラスが使用されており、アルコール特有の臭いが抑えられています。アルコール度数は一般のビールより少し高めの7%となっています。

ビールを楽しんでもらうための時間や具体的なシーンを提案することで、新たな需要を掘り起こします。アサヒは2018年のグランマイルドの販売数150万ケース(1ケース=大瓶20本換算)を目指しています。

[参考記事:2018/04/25 日経MJ]

大手企業のコラボ企画をよく目にするようになりました。今回はビールとポテトチップスの組み合わせ。合わないわけがないですね…
モノをつくれば売れた時代というのはもう大昔のことで、他社との差別化を図るだけでは足りず、価値の提供、さらには具体的シーンの提案まで、市場に商品を投入するには詳細までイメージし、戦略を立てることが大切ですね。
…ゆったり映画を見たくなりました。