ビール会社大手がペットボトル入りのノンアルコールビールを売り出します。
アサヒビールはアウトドア向け、サントリービールはオフィス向けを想定しています。
ノンアルコールビールは車の運転をする人がビールの代わりに飲むといった需要から、爽快感を味わいたいという人にも需要が広がってきています。そのため、扱いやすいペットボトルの商品で、飲まれる機会を広げていきます。
アサヒは6月7日、「ドライゼロスパーク」を7月3日~8月末まで限定で発売すると発表しました。
ペットボトルはフタを閉められ、持ち運びがしやすいため、アウトドアやスポーツを楽しむ人の需要を狙います。500ml入りで、コンビニなどでの店頭想定価格は201円となります。
2018年にノンアルコールビールの「ドライゼロ」ブランドで、780万ケースと、前年より2.8%増の販売を目指しています。ペットボトル型を通年で販売するかどうかは、期間限定での販売実績を踏まえて検討していくようです。
ノンアルコールビールは、味の改良などの成果があり、酔わずにリフレッシュできる飲料として市場を広げてきました。ですが近年は伸び悩みも見え始めており、「従来にない新たな飲用シーンの提案により市場を拡大する」(アサヒビールの黒木誠也常務による)考えとなっています。
サントリーも6月19日に、ペットボトル入りの「オールフリーオールタイム」を売り出します。こちらは飲み物の色を透明にすることで、一般的な清涼飲料の様な見た目にしてオフィスでも飲みやすい仕様となっています。働く若い世代の取り込みを目指す考えです。
サントリーは今月7日、東京都内で無料配布を実施しました。20代女性は「これならオフィスでも抵抗感なく飲めそう」と話しています。
[参考記事:2018/06/08 日本経済新聞]
私も妊娠・授乳中はノンアルコールビールにお世話になりました。今後ノンアルコールビールはビールを飲めない時の代わりだけでなく、「リフレッシュ」を目的とした需要に広がっていきそうですね。ランチや会議中にも飲みやすいよう、パッケージデザインも工夫されています。サントリーのオールフリーオールタイムは色も透明で、味が気になります。実際の発売が楽しみです。
私は個人的には会議中にビアテイスト飲料を飲むことに抵抗があるのですが…ランチタイムには是非いただきたいですね!