ビジネスにおけるエスキス実施のメリット3つ

ビジネスにおけるエスキス実施のメリット3つ

筋の通った一貫性のある事業計画を作りたいですよね。
建築や美術だけでなく、ビジネスにも「エスキス」は必要です。
エスキスって何?という方はこちらの記事をご参考に。
「企画を考えることが楽しくなるエスキスとは?」

建築の設計において「エスキス」という段階をしっかり踏んでいると、その後のプランニングがスムーズです。
ビジネスにおける事業プランも、初めの企画段階をしっかり練り上げておくことで、一貫性のある事業として進めやすくなります。
今回はビジネスの企画段階でエスキスを行うメリットについてご紹介します。

 

ビジュアルとして完成イメージを鮮明に描ける

「エスキス」という段階を踏むことで、鮮明に理想の姿をイメージでき方向性が定まるので、その後は迷いなく一気に進めていくことができます。

たとえば、沢山の要素を踏まえてプランニングする建築。広さ、材料、デザイン、予算…etc. 検討すべきことは盛り沢山。
様々な要素が入り組んで設計が進んでいくため、建築設計の場合はエスキスの段階をとても大切にしています。

商品開発、新規事業を計画する時。人員は?予算は?場所は?販促はどうする?期間は?
ビジネスの現場でも新たなことを始める時は多くの要素を検討する必要があります。
「やっちゃえ!」と、見切り発進はとてもリスキーです。頭の中だけで考えるのではなく、紙に書き出してみましょう。

 

一貫性を持てる

「エスキス」という段階をしっかりと踏んでおくことで、初めに自分が持っていたアイデアを全て出し切ってから事業プランを考えていくので、やってみてから後戻りすることが格段に減ります。
ビジネスでは一度スタートしてからの後戻りは時間や経費の損失につながります。また実行中の寄り道でも余計なコストがかかります。
一貫性のある事業プランを持つことで、無駄がなく素早く実行していくことができるのです。

 

周りを巻き込みやすくなる

事業はスタッフ皆で協力し合い、チームで取り組んでいきます。
経営者が事業計画など出来上がった状態のプランをいきなり皆に発表し見せるのではなく、企画のラフスケッチであるエスキスの段階で共有しておきましょう。
体裁は汚くても良いのです。どういった背景、どんな想いがこもっているのか、あらかじめイメージを共有しておくことでチームワークが生まれます。

 

いかがでしたか?今回はビジネスにおけるエスキス実施のメリットについてご紹介しました。
絵を描くときに初めから実線で描き出さず、まず下書きをするように、事業計画も下書きの段階は大切です。
ぜひ参考にしてみてください。